鯛生金山の「龍門瀑庭園」を御覧ください

鯛生金山では、筑後川の源流地である中津江村宮原から導水して作られた、高さ8mに及ぶ人工滝と池を活用し、「龍門瀑」庭園として新たな観光事業の開発に取り組みました。
「龍門瀑」の説明看板や地元チエンソーアートのメンバーにより創作された「龍」の彫り物を設置し、また「龍」の祠は、地元宮大工により釘一つ使用していない様式で建築されています。
異常気象による干ばつや大水害を少しでも和らげるように祈りを込め、日田市大原神社様にお願いし、水神様として入魂を行いました。
事業の成就や良縁、開運、学力向上などさまざまなお願い事を叶えて下さるとしてお祀りしました。
この滝は鯉が滝を昇るさまを現した「龍門瀑」の手法で築庭されており、この滝を登り切った鯉は龍となって天に昇るとの「登竜門」の故事からも言い伝えられています。
作庭は、滝の流れに逆らって天に昇ろうとする鯉の姿の「鯉魚石(りぎょせき)」が配置され、その様を現しています。
また、三段の滝で構成され、右側には「観音石」、左に「不動石」を配置した石組みで構成されています。(鯉=恋💛)
水の神は、豊作を祈願する田の神との関連が強いと考えられています。
豊作になるか、あるいは凶作になるかは、ひとえに水が必要な時期に、必要な量を得られるような雨が降るかにかかっており、水の重要性が水の神様の本領発揮と密接に結びついていることには間違いありません。
さらに、数多い洪水は、人の生命・財産を奪っていきますが、このような川の怒りを鎮め、また、水難に会わないような祈りを込めて水神を祀ります。